2010.10.02 昔の友達
あの人はもうすぐこの家を出て南千住のお墓に入る
ここ十年、義父母に代わり毎年お彼岸やお盆にふたりで通ったお墓
そこはあの人が小学、中学、高校時代を過ごした家から近く
訪れる度に子供の頃の思い出話をしてくれた
地方で平凡な学生生活を送った私には想像も出来ないような
下町での思い出話を私はいつもワクワクしながら聞いていた
納骨の日が迫る中
私は無謀にもその頃の友人にあの人が帰る事を知らせたいと思った
ひとりでもイイ、あの人を知る昔の友人が迎えてくれたらと願った
記憶を辿り昔の友人が後を継いでいる老舗の蹴飛ばし屋さんのHPを見つけ
返事が貰えないのを覚悟してメールを書いた
翌日、友人は驚きとお悔やみのメールをくれた
あの人を覚えていてくれていたそれだけで嬉しくて嬉しくて涙が溢れた
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