2010.10.01
あの人に出会った頃、やさしい中にも牙を隠し持っていた
それはあの人を支えていた大事な物だったに違いない
30歳を過ぎて漫画家になれたのも今思えば牙があったからこそだったのだろう
ここ数年、穏やかに暮らす中いつの間にか牙は姿を消していた
このまま二人で平穏に暮らすのに牙は必要なくなっていたのかも知れないが
こんなに早く旅立ってしまうくらいだったら最後まで牙を振りかざして欲しかった
あの人のしたかった事、残さなければいけなかった事はすべて誰にも代わる事が出来ない
出来ることなら私が代わりに旅立ってあげたかったと思うがそれも叶わない
今は残された私に出来る事を必死で模索している
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