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2011.03.15
3/11確定申告と地震②
どれくらい経ったのか揺れが落ち着き我に返り
2階の猫達の様子を見に階段を駆け上がる
猫部屋の戸を開けるが猫達の姿はない
「ニャーニャ」「ニャーニャどこ?」の
私の呼びかけに恐る恐る物影から出てきた猫達に
「怖かったねぇ~痛い痛いしなかった?」と声をかけ
それぞれの頭を撫でながら被害を確認するが
猫達の水がこぼれてしまった以外に何も変わった様子はなく
水だけをつぎ足し「また来るからね ゴメンね」と茶の間にもどり
割れたガラスを眺め溜息をついていると
外で「大丈夫ですか~?」と声が聞こえる
「大丈夫です」と言いながら外へ出てみると
ご近所の方が数人集まって無事を確認しあっていた
ブロック塀が崩れたお宅も複数あったが怪我人は居ない
一通り無事を確認し それぞれ家の片づけに戻る
私は取りあえず割れたガラスを片づける
手を切らないように軍手をし
足を切らないようにスリッパを履いたまま
飛び散ったガラスの破片を空き缶に拾い集め外に出し
掃除機をかけようと思い電気が使えないことに気づく
なんて不便なんだろう
仕方がないので座布団やコタツ布団を外でパンパンし
畳をほうきで掃いてからひたすらクルクル
暗くなってガラスの破片が落ちていると危ないので
とにかくクルクル
なんとか落ち着いた頃
玄関から「ごめん下さい」の声
例外の親友だ
電話も繋がらないし、この大地震だ
今日は来れないだろうと思っていたのに律儀にも来てくれた
「大丈夫ですか~?」と言い家の回りを点検してくれ
ガラス以外に大きな問題がない事を確認し
次に防災用品を問われ懐中電灯の電池が切れている事に気づく
例外の親友は「私は懐中電灯マニアなのでたくさん持ってるから
置いていきますよ」と車から懐中電灯を2つ持ってきてくれた
「1つで大丈夫だよ」って言ったら
「電池が切れるといけないから」と2つも貸してくれた
この例外の親友はサラリと優しい
けして恩にきせる事はなく相手に気を使わせない
年末に遠い主人の墓参りに行ってくれたのも
今頃になって「近くを通ったから墓に寄りました」と言う
主人と同じくコーヒー好きの例外の友人には
いつもコーヒーを入れるのだが電気が使えないから
「冷たいお茶でゴメンね」と言いながら一緒にドーナツを食べ
初めて地震の震源地などの情報を知る
道路も停電のため信号が消え大渋滞になってるとか
電話と携帯はまったく繋がらないとか貴重な情報を色々聞き
この後、仕事で人と待ち合わせてると言うので
「ありがとう、ホントに助かった」と見送る
この時はまだ停電がすぐ終わると安易に考えていたので
懐中電灯の有り難みを本当に実感したのはその後だ
結局、暗くなっても電気が付く事はなく
懐中電灯がなかったら2階やトイレにも行けなかった
テレビもPCも電話も猫部屋の暖房も使えず
仕方がないので猫達に2個ずつホッカイロを配り
「暗くて寒くてゴメンね」と謝った
深夜電気が付くまでの間
私は暗く静かな部屋で余震の度に石油ストーブを消しながら
何度も実家と姉と同僚への電話を試みたが繋がらず途方に暮れたが
幸い水とガスは使えたので食べ物には不自由しなかった
後で気づいたが、お湯も沸かせたから暖かいお茶も出せたのだ
実家の安否も直接車で行けば確かめられるのはわかっていたが
信号が消え混乱した町を無駄に移動して事故に遭ってもいけないし
余震の続く中、猫達を家に残し出かける気にはなれなかった
深夜1時過ぎ、電気が付きテレビで被害情報を知り
地震の大きさとあまりの被害の大きさに驚いた
ガラス1枚の被害で済んだ事に改めて感謝した
翌朝、身近な人達の安否も確認し割れたガラスも入り
余震はあるものの平常の生活に戻って行く中
物資の購入が困難になっている事を知る
偶然だが事前にガソリン、灯油、食料を確保出来て助かった
ネットを開くと私を心配して下さる書き込みが…
皆さんの優しいお気持ちと温かいお言葉が
本当に有り難くて、嬉しくて涙がこぼれた
私が頂いた優しさを少しでも被災された方に届けたい
たとえ僅かでも今自分に出来ることをしたいと思った
2階の猫達の様子を見に階段を駆け上がる
猫部屋の戸を開けるが猫達の姿はない
「ニャーニャ」「ニャーニャどこ?」の
私の呼びかけに恐る恐る物影から出てきた猫達に
「怖かったねぇ~痛い痛いしなかった?」と声をかけ
それぞれの頭を撫でながら被害を確認するが
猫達の水がこぼれてしまった以外に何も変わった様子はなく
水だけをつぎ足し「また来るからね ゴメンね」と茶の間にもどり
割れたガラスを眺め溜息をついていると
外で「大丈夫ですか~?」と声が聞こえる
「大丈夫です」と言いながら外へ出てみると
ご近所の方が数人集まって無事を確認しあっていた
ブロック塀が崩れたお宅も複数あったが怪我人は居ない
一通り無事を確認し それぞれ家の片づけに戻る
私は取りあえず割れたガラスを片づける
手を切らないように軍手をし
足を切らないようにスリッパを履いたまま
飛び散ったガラスの破片を空き缶に拾い集め外に出し
掃除機をかけようと思い電気が使えないことに気づく
なんて不便なんだろう
仕方がないので座布団やコタツ布団を外でパンパンし
畳をほうきで掃いてからひたすらクルクル
暗くなってガラスの破片が落ちていると危ないので
とにかくクルクル
なんとか落ち着いた頃
玄関から「ごめん下さい」の声
例外の親友だ
電話も繋がらないし、この大地震だ
今日は来れないだろうと思っていたのに律儀にも来てくれた
「大丈夫ですか~?」と言い家の回りを点検してくれ
ガラス以外に大きな問題がない事を確認し
次に防災用品を問われ懐中電灯の電池が切れている事に気づく
例外の親友は「私は懐中電灯マニアなのでたくさん持ってるから
置いていきますよ」と車から懐中電灯を2つ持ってきてくれた
「1つで大丈夫だよ」って言ったら
「電池が切れるといけないから」と2つも貸してくれた
この例外の親友はサラリと優しい
けして恩にきせる事はなく相手に気を使わせない
年末に遠い主人の墓参りに行ってくれたのも
今頃になって「近くを通ったから墓に寄りました」と言う
主人と同じくコーヒー好きの例外の友人には
いつもコーヒーを入れるのだが電気が使えないから
「冷たいお茶でゴメンね」と言いながら一緒にドーナツを食べ
初めて地震の震源地などの情報を知る
道路も停電のため信号が消え大渋滞になってるとか
電話と携帯はまったく繋がらないとか貴重な情報を色々聞き
この後、仕事で人と待ち合わせてると言うので
「ありがとう、ホントに助かった」と見送る
この時はまだ停電がすぐ終わると安易に考えていたので
懐中電灯の有り難みを本当に実感したのはその後だ
結局、暗くなっても電気が付く事はなく
懐中電灯がなかったら2階やトイレにも行けなかった
テレビもPCも電話も猫部屋の暖房も使えず
仕方がないので猫達に2個ずつホッカイロを配り
「暗くて寒くてゴメンね」と謝った
深夜電気が付くまでの間
私は暗く静かな部屋で余震の度に石油ストーブを消しながら
何度も実家と姉と同僚への電話を試みたが繋がらず途方に暮れたが
幸い水とガスは使えたので食べ物には不自由しなかった
後で気づいたが、お湯も沸かせたから暖かいお茶も出せたのだ
実家の安否も直接車で行けば確かめられるのはわかっていたが
信号が消え混乱した町を無駄に移動して事故に遭ってもいけないし
余震の続く中、猫達を家に残し出かける気にはなれなかった
深夜1時過ぎ、電気が付きテレビで被害情報を知り
地震の大きさとあまりの被害の大きさに驚いた
ガラス1枚の被害で済んだ事に改めて感謝した
翌朝、身近な人達の安否も確認し割れたガラスも入り
余震はあるものの平常の生活に戻って行く中
物資の購入が困難になっている事を知る
偶然だが事前にガソリン、灯油、食料を確保出来て助かった
ネットを開くと私を心配して下さる書き込みが…
皆さんの優しいお気持ちと温かいお言葉が
本当に有り難くて、嬉しくて涙がこぼれた
私が頂いた優しさを少しでも被災された方に届けたい
たとえ僅かでも今自分に出来ることをしたいと思った
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