あの人が40歳を過ぎた頃だろうか
漫画家になった当初からの劇画やシナリオなどの仕事の他に
ページの少ない風俗紹介のような漫画を描くようになる

素人同然の編集が書いたシナリオはページ数お構いなしの
細かい内容盛りだくさんで
1ページに10コマ以上描いても収まらない
それでも、あの人は嫌な顔もせず
コマを増やせばイイって時間をかけて描いていた

打ち合わせで東京へ行く事も少なくなっていたので
仕事の空いた時間にふたりで過ごせる時間が増え
あの人は突然「蕎麦の食べ歩き」に凝りだす
-蕎麦-


久しぶりに当時の蕎麦日記を読んで驚いた
日記の中の会話が生き生きしてる
以前ならその頃のことを思いだし涙がこぼれたが
今は当時の楽しかった日々に戻り時間を忘れ読み進む

今、書いている想い出とは全く違う
日記の中で、あの人は生きていた

その頃行った蕎麦屋をまとめたページです
半年の間にふたりで訪れたお蕎麦屋さんは百軒以上
-栃木の蕎麦-



22日まで残りわずかとなりましたが
明日から2日だけ当時の日記をそのままアップさせて下さい
仲良しさん向けに書いたmixi日記なので
顔文字など見苦しい点もございますが
編集せず、そのまま張らせて頂きます
そこには私たちの楽しかった日々があります




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