2010.11.25 初心
あの人が急死して、現実から逃れるように慌ただしく過ごし
色々な事が一段落した頃 
一人で過ごす時間がやりきれなくてネットに逃げ込む居場所を求めたが
それまで毎日かかさず開いていたページはすべて無意味に思えた
それどころか、あの人が居た大切な時間を無駄遣いした事を悔やんだ

同じ境遇の人を求め「死別コミュ」にも参加してみたが
「はじめまして」の書き込みを見て届いたメッセージには
皆一様に「辛い」「悲しい」「悲しみを共有しよう」と書かれていて
何か違和感を覚え、すぐにコミュを退会した

私は悲しみを共有などしたくない
自分の悲しみをわかって欲しいとも思わない
私の悲しみなんて、あの人がくれた優しさに比べたらちっぽけだ
そんな事より、あの人がどんなに私を大切にしてくれたか
私がどれだけ幸せだったかを忘れたくないと思った
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