私達は知り合ってしばらく電話友達の関係だった
私にとってあの人は一人暮らしの寂しい時間を埋めてくれる
「やさしくていい人」そんな存在だった
その頃お互いに別の相手が居たし
それ以上踏み込むつもりはなかった
ところが
不規則な生活がたたって突然真夜中激しい痛みに襲われた時
近くに住む両親でもその頃つき合いのあった相手でもなく
私はあの人に助けを求めた
あの人はすぐに来てくれ私を病院に運んでくれた
どうしてあの人を呼んだのか自分でもわからない
けど、あの人に助けを求めた
それから私にとってあの人は一番必要な存在になった