2010.10.20 義父
10月20日は義父の誕生日だ
今年もいつもの果物屋さんから果物の詰め合わせを送った
義父は耳が遠いが数年前までは電話でも多少の会話が出来
私の声を聞くのを楽しみにしてくれていた
でも最近はそれも難しくなり私の声は届かない
あの人が亡くなって義母が写真の前にお茶や果物をお供えする姿を見て
義父が「幹はどうしてるかな?」と言ったそうだ
もちろん、あの人が亡くなった事は義母が何度も説明していたが
義父にはもうそれが理解できなくなっている
この家を買った時
私たちは義父母の為に一番広くて日当たりの良い部屋を用意した
引っ越して間もなく1度だけ二人で泊まりに来てくれ
義父は「良い家だ、良い家だ」と言って喜んでくれたが
「でもトイレの場所が覚えられないから」と言い同居を躊躇し
義母は「病院が遠くなるから」と言い同居を拒んだ
時々、もしあの時同居していたらと考える事がある
それまで違った生活をして来た大人同士が一緒に暮らせば
色々トラブルも起きていたと思うが
家族が増えていたらトラブルもまた楽しかったかもしれない
Secret

TrackBackURL
→http://akogareya.blog70.fc2.com/tb.php/121-a63fbc6c